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妙法蓮華経

声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)

声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)

声聞(しょうもん)
サンスクリット(古代インドの雅語。梵語。)の「シュラーバカśrāvaka(声を聞く者の意)」の訳語。
仏陀の声(教え)を聞く者の意で、仏弟子のこと。
仏陀の教説によって四諦(し-たい)を悟り、阿羅漢(あらかん)になることを究極の目的とする仏弟子。
自己の悟りのみを目的とし、一切の衆生を救済(ぐさい:救いとって、悟りに至らせること。)する存在である仏陀になることは目指さない。
※四諦については、
https://tennkou.blog.shinobi.jp/Entry/31/
をご覧ください。
※阿羅漢については、
をご覧ください。

◆縁覚(えんがく)
サンスクリット(古代インドの雅語。梵語。)の「プラティエーカ・ブッダpratyeka-buddha(独りで覚った者の意)」の訳語。独覚(どっかく)とも訳す。
音写(ある言語の発音を、他の言語の文字で書きうつすこと)は、辟支仏(びゃくしぶつ)。
お釈迦さまの説法を聞かずに独力で悟り、その悟りの内容を人に説かない聖者。
十二因縁(じゅうに-いんねん)を観察して悟るので縁覚という。
師なくしてひとりで悟るので独覚(どっかく)ともいう。
孤独を好み、悟った後も衆生(しゅじょう:生きとし生けるもの)を教化(きょうけ:衆生を教え導き利益すること)しない。
※十二因縁については、
をご覧ください。

以下を参考にしました。
○コトバンク 声聞
https://kotobank.jp/word/%E5%A3%B0%E8%81%9E-79914#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
○本朝山 正法寺(しょうぼうじ)【仏教用語解説】第20回「声聞」
https://temple.nichiren.or.jp/1081018-shoboji/2020/04/id911/
○コトバンク 縁覚
https://kotobank.jp/word/%E7%B8%81%E8%A6%9A-37968#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2
○本朝山 正法寺(しょうぼうじ)【仏教用語解説】第21回「縁覚」
https://temple.nichiren.or.jp/1081018-shoboji/2020/04/id914/
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